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紀伊民報社

体操で地域のつながり 朝のごみ出し時に

ごみ出し後に集まり、オリジナルの体操をする住民(印南町印南で)

 和歌山県印南町内で、朝のごみ出しで顔を合わせた住民らが一緒に体操をしている。希薄になっている隣近所のつながりを強め、津波といった災害時の連携に役立てるのが目的。体操はオリジナルで、笑顔を引き出したり災害時の教訓を織り交ぜたりしており、参加者が楽しく交流している。

 住民同士で定期的なコミュニケーションの機会を持ちたいと、町文化協会会長の坂下緋美さんが、どの世帯でも関わるごみ出しに着目して取り組みを始めた。参加人数を問わず、幅広い世代が親しめる体操にしようと、坂下さんが掛け声と動きを考えて体操を作った。
 同町印南、浜地区では昨年8月から、燃えるごみの収集日に合わせて週2回、午前7時半ごろに5人前後が集まっている。新型コロナウイルスの影響で一時中断していたが、5月中旬に再開した。
 体操は数種類。笑顔をテーマとした体操では「怒るな怒るな腹が減る 腹を立てると命が縮む 笑ってあとは考えない」という声を掛けながら体操。災害を啓発する体操では「地震が起きたら 命が大事 波は怖い 急いで逃げよ みんなで逃げよ」と、波や駆け足の動きを織り交ぜている。
 数種類の体操で10分ほど体を動かして、万歳をして締めくくる。体操によってすがすがしく一日を始めることができると好評で、参加している1人暮らしの女性(84)は「近所同士で集まり体操をして、体も温まる」と笑顔を見せた。
 町内各地でもこの体操を広めようと、町文化協会では「笑顔体操広め隊」として、メンバーが体操の普及を呼び掛けている。
 坂下さんは、連携や安否確認に加え、生活の中で笑顔になれる時間にもしたいと語る。「楽しく交流するには、笑いを取り入れながら体を動かすのが一番だと思った。人と顔を合わせてこそ心からの笑顔が生まれる。難しくない誰でも続けやすい取り組みなので、隣人同士の交流に取り入れてもらいたい」と話している。

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