彩浜と注意呼び掛け あおり運転厳罰化
パンダ「彩浜」の前で今津孝二園長(右)に啓発ポスターを手渡す県警交通企画課の出納延計課長=30日、白浜町で
あおり運転を「妨害運転」と規定して厳罰化する改正道路交通法が施行された30日、県警はアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)の雌のジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」とともに、あおり運転への注意を呼び掛けた。
この日、県警交通企画課の出納延計課長(56)らがアドベンチャーワールドを訪問。県警の「交通安全和歌山夢大使」を務める彩浜の前で、あおり運転の啓発ポスターを今津孝二園長(65)に手渡した。
出納課長は「あおり運転は危険な行為。思いやりを持った安全な運転を、彩浜とともにお願いしたい」と話した。
彩浜は1歳10カ月で体重は約63・6キロ。この日は竹で「思いやり」と書かれた氷が贈られた。ポスターは来園者に見てもらえるよう、同園の出口近くに掲示した。
「妨害運転」は、他の車両の通行を妨害する目的の急ブレーキや車間距離不保持、幅寄せ、追い越し、クラクションなどの違反が対象。罰則は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」で、免許の取り消し期間は2年。高速道路上で相手車両を停止させるなど、著しい危険を生じさせた場合は「5年以下の懲役または100万円以下の罰金」で取り消し期間は3年となる。
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