初回は基本動作を稽古 諏訪で観世流子ども能楽教室

観世流能楽師の松木千俊さんの手本を見ながら仕舞の稽古に励む子どもたち
文化庁の伝統文化親子教室事業「観世流子ども能楽教室」(市能楽同好会などでつくる実行委員会主催)が28日、諏訪市のカルチャーホームすわで始まった。諏訪地域の年長児~高校3年生までの子どもと保護者計22人が受講し、12月まで月1回稽古に励む。
実行委の河西滋子代表のおいで、観世流能楽師の松木千俊さん(57)=東京都=と長男の松木崇俊さん(29)=同=が講師を務め、能の基本となる動作「仕舞」と発生「謡」を指導した。子どもたちは祝宴などで披露する「鶴亀」を全員で舞った。続いて牛若丸が天狗に兵法を学ぶ「鞍馬天狗」や龍神を演じる「岩船」など6曲の中から1曲を選んで取り組んだ。高島城祭(10月18日)や同市文化祭(10月31日)、同教室の発表会(12月5日)での披露を目指す。
初回の稽古では基本動作のすり足や謡に合わせた扇の使い方などを練習。子どもたちは千俊さんの動きを見ながら、こつを学んでいた。2歳の時から参加している城南小学校1年の大和央宙君(7)は「跳ねる練習が楽しかった。全部の曲ができるように頑張りたい」と話した。
同事業は今年で6年目。例年4~12月に教室を開き、3月に補講を行っている。今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため6月からのスタートとなった。
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