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平久保のヤエヤマシタン 昨年以上に樹勢が回復 市教委調査

樹勢が回復し、青々と葉を茂らせる「平久保のヤエヤマシタン」=19日午前、石垣市平久保

 国指定天然記念物であり、樹勢の衰えがみられる「平久保のヤエヤマシタン」2本の今年度保護増殖事業として、石垣市教育委員会が19日午前、調査、診断したところ、葉が頭頂部に青々と茂るなど、昨年以上の樹勢回復が確認された。

 ヤエヤマシタンは国内では石垣島だけに自生するマメ科の高木。「平久保のヤエヤマシタン」は、平久保集落の北西約1㌔の山麓にそびえる、樹齢100〜150年とされる2本の巨木。イカ釣り用の疑似餌の材料として幹や枝が切り取られる人為的被害や、タカサゴシロアリ、ヤエヤマシタン固有の害虫「シタンヒメヨコバイ」などの被害で樹勢が衰え、同事業開始時の2017年度、1本は枯死寸前まで追い詰められていた。

 事業開始時から業務委託を受けている㈱トロピカル・グリーン設計の樹木医・樋口純一郎氏が診断を担当。樋口氏は「昨年5月よりかなり樹勢が回復している。特に枯死寸前だった方は、やや不良のレベルまで回復した。今後も引き続き土壌改良、薬剤散布を行い、健全な状態まで樹勢を回復させていく」と手応え。「葉が多く茂れば、光合成を盛んに行い、樹体自身で健康体を保っていける」とゴールを見据えた。

 例年、同事業では診断と土壌改良、害虫駆除のための薬剤散布を行っており、今年度もシタンヒメヨコバイが大量発生する時期の8月中旬以降に2回薬剤を散布し、10月に土壌改良を予定している。

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