山陽小野田市埴生の季節体験農場「花の海」で、ブルーベリー狩りが始まり、週末は大勢の家族連れや団体客らでにぎわった。盆ごろまで楽しむことができる。

　約５０００平方メートルのほ場に１０００鉢を並べて育てている。地植えではなく鉢で養液栽培しているのは、施肥や水やりが管理しやすいというメリットがある。農場を覆うようにネットを掛けて鳥たちの進入を防いでおり、減農薬栽培にも徹している。

　２０日から食べ放題のブルーベリー狩りが解禁になったが現在、味わうことができるのは、ジューシーで甘みと酸味のバランスの良い、わせ品種の「ミスティー」と皮が薄く口当たりの良い「シャープブルー」の２種類。１０年以上になる木は樹高が２メートルにもなり、たくさんの実を付けている。

　初日は待ちわびた家族連れ、グループが詰め掛け、スタッフから「ブルーベリーは栄養価が高く、とくに視力回復に効くアントシアニンが豊富。濃い紫色になった実が食べ頃で４粒、５粒まとめて口に入れると甘酸っぱい味がいっぱいに広がるよ」とアドバイスされた後、農場のあちこちに広がり実に手を伸ばしていた。