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紀伊民報社

キクイモで地域おこし

収穫されたキクイモ(左)とチップにした商品

 和歌山県印南町の真妻地域で、キクイモの収穫がピークを迎えている。昨秋の台風の影響で収量減が予想されているが、地域では特産化を目指して栽培に取り組んでおり、乾燥させてチップにした商品も地元の店で販売するなど力を入れている。

 栽培は2015年から始めた。地元の有志が生産者組合(前田憲男代表、8人)をつくり、休耕田を活用して生産から加工、販売に取り組んでいる。計約40アールで栽培している。  キクイモはキク科の多年草。地中にできた塊を収穫する。でんぷんはほとんどないが、多糖類のイヌリンや植物繊維が含まれており、スライスしてサラダにしたり天ぷらにしたりして食べる。  春に種芋を植え、秋には黄色い花をつける。収穫時期は11月から2月にかけて。同地域では、初年度から約3トンの収穫量があったが、本年度産は昨年の台風で伸びた茎が倒れる被害があり、約2トンにとどまる見込み。  キクイモや、薄く切って乾燥させたチップは、同町上洞区と川又区で地域おこしに取り組んでいる団体「奥真妻活々(いきいき)倶楽部」が運営している商店で売っている。  同倶楽部は、地元にあった個人商店が店じまいしたことをきっかけに、買い物対策や地域づくりを目指して日常品などを売る店を始めた。  店内では収穫したキクイモを1キロ250円、チップは1袋(50グラム入り)を400円で並べている。地元の農産物とともに店の主力商品の一つになっているという。キクイモの購入には事前の連絡が必要。月曜定休。問い合わせは同店(0738・46・0678)へ。

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