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宇部日報社

宇部の女性がタケから化粧品を開発

竹炭ミネラルを主成分にした化粧品を発売した永茂さん(山口宇部空港で)

 宇部市在住の女性が、地域課題となっているタケを原料にした化粧品を開発し、16日から山口宇部空港2階の土産売り場で販売を始めた。南小串2丁目のミネラリスト代表、永茂昌伊(しょうい)さん。昨年11月に市が主催したビジネスプランコンテストで優秀賞に輝いたアイデア「竹害から地方創生へ」を具現化し「人も環境もきれいにする商品で、地域活性化につなげたい」と抱負を語る。    永茂さんは大阪市出身で、19年前に宇部に嫁いできた。2010年に宇部高専名誉教授の深川勝之さんと出会い、モウソウチクから抽出したミネラルの存在を知った。過疎化による放置竹林は土砂崩れの危険性を高め、里山の雑木林を侵食するなど問題となっている。タケを廃棄するのではなく、有効利用する思いに共感した。    手荒れがひどかった美容師の夫の肌トラブルが解消したこともあって効果を認識。13年に入浴剤とミストを製品化し、同空港に置いてもらったところ口コミでリピーターが増え、月に100本ペースで売れた。アトピー性皮膚炎の症状が軽くなったなどとして、関東圏から電話注文も入るようになった。    常連客にミネラル入りの化粧品を要望され、試行錯誤して5年がかりで四つのスキンケア商品を生み出した。名前はイタリア語で女の子を意味し、バンブー(竹)に音の響きも似ている「バンビーナ」。パッケージは、商品をかぐや姫に見立てるデザインにした。化粧水、保湿ミルク、メーク落とし、洗顔フォームがあり、値段は3000~4500円。保湿効果や抗菌作用が期待できる。    当初は3、4月の発売を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期。自粛解除による運航再開で山口宇部空港が1日5往復便まで増えたこの日、原点の同空港に新製品を並べた。「宇部の竹炭から抽出したミネラル成分で、トラブル肌と里山の未来を救って」と永茂さん。インターネット販売に加え、今後は長門市のセンザキッチン、美祢市の道の駅おふくでも扱う。

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