「ありがとう」の手話を広げる取り組み
「ありがとう」の手話を広げる正司会長、川岡会長、藤井会長(左から、宇部日報社で)
宇部市で聴覚障害者支援・啓発に携わる3団体が、地域住民に「ありがとう」の手話を広げる活動を始めた。約150人の会員が、感謝を意味する手話を日常生活で積極的に使うほか、チラシを配って紹介する。
誰もが言われて喜ぶ言葉を知ってもらい、他の手話にも興味を持ってもらおうと、市聴覚障害者福祉協会(川岡明会長)、市登録手話通訳者連絡会(藤井豊会長)、宇部手話会(正司浩美会長)が企画した。
「ありがとう」と伝えるには、一方の手を垂直に立て、もう一方の手の甲を軽くたたいてから上に引き上げる。用意したチラシ100枚には「感謝を手話に」の言葉と共に動作を解説するイラストを載せた。
コロナ禍に伴うマスク着用で相手の口元の動きが分かりにくくなり、コミュニケーションに困る聴覚障害者が増えている。当事者でもある川岡会長は「私たちの言葉や生活に関心を持っていただき、手話で互いの心の距離を縮められたら」と話していた。
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