今期のクロマグロ漁終了 倍増、県全体漁獲量の半分

今季最後の水揚げとなったクロマグロ=10日午前、八重山漁協
八重山漁業協同組合で10日午前、今期最後のクロマグロの水揚げがあり、漁業者はことしの本格的な漁獲を終えた。八漁協の今期漁獲量は550本、105㌧となり、昨年の223本、45㌧から2倍以上に増加、県全体漁獲量の約半分を占めるなど豊漁となった。
10日、八重山漁協では採捕停止命令が発動された5日までにマグロ船3隻が漁獲したクロマグロ12本を水揚げ。うち8本が貨物専用便「南風ぬ便り」第3便で豊洲市場へ送られた。
ことしは昨年度の未消化分78㌧と台湾からの譲渡分15㌧の計93㌧が上乗せされるなど割当量が大幅に拡大。県全体の漁獲量は215.7㌧と前期割当量の207.7㌧を8㌧上回った。
今期、八漁協は新型コロナウイルスの影響による航空便の減便で打撃を受け、豊洲市場も需要の落ち込みで価格は一時キロ当たり千円台まで下落。7日に同市場で島内産マグロがキロ当たり1万5000円の高値がつくなど相場が上昇している最中の採捕停止となった。
第六源丸船長の譜久村良一さん(57)は「トン数が増えた分、ことしは思ったようにとれた。前半にいいものがとれていた分、送れなかったのが大きい」と振り返り「長い目で見ると上限設定は必要だけど、ことしはもう少しとらせてほしかった」と心境は複雑。
ひの丸船長の日野洋平さん(41)は「新型コロナがなかったら、これに尽きる」と苦笑いを浮かべ「水揚げした翌日に本土市場に出ていたものが那覇で1泊しないといけないのはきつかった。豊漁だったが後半はトン数だけがのびていった印象」と悩ましい様子だった。
また他の漁業者からは「もし上乗せがなかったらと考えると不安」、「また制限が厳しくなるのでは」など先行きを懸念する声も上がっている。
八漁協市場販売課の友利邦明課長は「普段は5本釣れればいい方だが、ことしは25本揚がる船もあるなど豊漁だった。ことしは地元に多く出回った年になった」と話した。
7月31日までの間は、クロマグロの採捕ができなくなるため、八漁協の本格的な操業は来年4月ごろになる。
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