オートキャンプ場さらべつカントリーパーク(村弘和)の2019年度利用者は前年度比28%増の1万257人となり、20年ぶりに1万人を超えた。村産業課では、施設の改修による魅力向上や近年の第3次キャンプブームが後押ししたとみている。

20年ぶりに来場者が1万人を超えたさらべつカントリーパーク
さらべつカントリーパークは、さらべつ産業振興公社が運営する通年営業のキャンプ場。30ヘクタールの敷地にコテージやトレーラーハウス、ミニコテージ、キャンプサイトがあり、パークゴルフ場や遊具も備える。
1993年の開業で、利用者は95年の1万2734人をピークに94年から99年まで1万人を上回っていた。2000年以降は減少傾向となり、11年度には4799人まで落ち込んだ。
こうした中、12年度には道産木材をふんだんに使った「ミニコテージ」5棟を整備。18年度にはトレーラーハウス5棟を更新したほか、園内の池を整備し水遊びができるよう改修した。キャンプブームも相まって近年の利用者は増加傾向にあり、17年度から3年連続プラスとなった。
19年度の利用者内訳はコテージが444件2591人(前年度比20.7%増)、トレーラーハウスが317件1177人(27.7%増)、ミニコテージが421件1469人(10.4%増)、テントサイトが1587件5020人(39.5%増)。
今年度は新型コロナウイルスの影響で4月22日から休業していたが、5月26日に再開している。
同公社の19年度決算のキャンプ場収入は前年度比23.5%増の2530万円。道の駅さらべつや、どんぐり公園パークゴルフ場なども運営する同公社の当期純利益は531万円だった。
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