「十勝小唄」レコードもう1種類発見 53年盤以前に制作か
「十勝小唄」を収めたレコードのうち、初期のものとされる1932(昭和7)年盤と53(昭和28)年盤の間に、もう1種類あったことが判明した。発見した帯広の参納弘義さん(80)=昭和ナツカシ館館長=は「初期のレコードは2種類しかないと思っていただけに、言葉が出ないほどうれしい」と感激している。

初期の32年盤と53年盤の間にもう一つのレコードがあったことを発見した参納さん
十勝小唄は27(昭和2)年に十勝毎日新聞社創業者の林豊洲(1889~1935年)によって詞が作られ、30(昭和5)年に東京在住の音楽家小松教祐が曲をつけて完成した。
初のレコードとなった32年盤は太陽蓄音機から発売され、その後の53年盤はテイチクから、当時の人気歌手だった新潟県出身の小唄勝太郎の唄でリリースされた。今回見つかったレコードはテイチクのもので、収録内容も53年盤と同じ内容だが、レーベルのデザインが異なっている。さらにレーベルに使われている文字の一部が、53年盤のものより前の時代のものとみられることから、参納さんは「1950(昭和25)年ごろのものではないか」と推測する。

「十勝小唄」を収めた初期のレコード。32年盤(右)と53年盤(左)の間に制作されたとみられるレコード
昨年市民から提供されたレコードの中に入っていたもので、参納さんは「初期の2番目だと思っていた53年盤は、実は3番目ということになる」と話す。さらに「今回見つかった盤が売れたことを受けて53年盤が作られたことになる」とし、貴重な発見を前に「もしかしたらこの時期にリリースされた盤が他にもあるかもしれない」と心躍らせている。
また参納さんは蓄音機とレコードを使った音楽鑑賞会を市内で定期的に開いており、新型コロナウイルスの影響で今は開けない状態だが「『仕方ない』では済ませたくない。ラジオで放送するなど、今だからこそ、レコードの十勝小唄をみんなに聴いてもらうような策を考えたい」と話している。
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