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荘内日報社

学生生活スタートを実感 公益大で対面型授業 一部開始

 新型コロナウイルス感染予防のため今年4月からオンラインによる遠隔授業を展開している酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)は2日、キャンパス内の教室を活用した対面型授業を一部開始した。これまで画面上でしか顔を合わせていなかった1年生からは「対面型授業の開始を楽しみにしていた」「ようやく学生生活がスタートした感じ」と歓迎の声が聞かれた。

 社会的距離の確保、マスク着用、アルコール消毒液の設置といった感染防止対策を講じた上で、学生への教育サービスの適時・適切な提供を目的に今回、県内他大学に先駆け、少人数による授業から対面型授業を始めることにした。「学生の多くが大学周辺に住んでいるため、公共交通機関利用による感染リスクが少ない。特に1年生は年度当初にガイダンスを受けただけ。まずは友人をつくってもらいたい」(神田学長)という。

 スタートしたのは、1年の「基礎演習a」「情報リテラシー1」、2年の「基礎プログラミング1」、3年の「専門演習1」、4年の「専門演習2」。いずれも必修科目で少人数。開始初日、三木潤一学部長(公共経済学など)による「基礎演習a」は1年生8人が履修。4人ずつ2グループに分かれ、経済学の文献を要約する作業に取り組んだ。

 「みんなと話せることを楽しみにしていた」と言う門叶美咲さん(18)=県立米沢興譲館高卒=は「画面上と違い、対面型だと表情がはっきり分かって間が取りやすい。大学生活を楽しみたい」、工藤歩夢さん(18)=県立新庄北高卒=は「表情を見ることで相手の考えが伝わってくる感じ」と話し、「サークル・ボランティア活動でさまざまな人と関わり、コミュニケーション能力を高め、人脈を広げていきたい」と続けた。

 感染症に関連して公益大はこれまで、生活の継続に不安を覚える学生を支援するため新たな奨学金事業を創設、970人の全学部生に対して緊急の支援奨学金5万円を給付。4月20日に始まった遠隔授業を受けるため、ネットワーク環境を整備する必要がある学生には3万円を追加した。いずれも返済不要の奨学金。

 5科目以外は遠隔授業を継続。18日(木)からは履修者が少人数(16人以下程度)であることを前提に授業内容を勘案し、段階的に対面型授業に移行していく方針。

公益大で対面型授業が一部開始。初めて顔を合わせた1年生からは歓迎の声が聞かれた=2日午後

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