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紀伊民報社

飲食街にも明かり ぼちぼち再開

透明のシート越しに料理を受け取る客(いずれも2日、田辺市湊で)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため営業を自粛していた飲食店が、6月に入り続々と再開している。県内有数の飲食街である和歌山県田辺市湊の「味光路」にも、明かりがともり始めた。感染症対策をしつつ、日常を取り戻そうと、まちが動きだしている。

 味光路のある居酒屋は、カウンターに透明のシートを張り、席数を半分に減らして5月中旬、1カ月ぶりに営業を再開した。「すぐに客は戻ってこない。本当に厳しい状況。もし店から感染者が出たらと不安だけれど、楽しみにしてくれる常連さんに支えられ、何とかやっている」と話す。
 他の再開した飲食店も営業時間を短縮したり、県外客の来店を断る張り紙をしたりしながらの再始動。客が減っていることもあり、従業員に休業してもらい、店主1人で営業している店もある。
 通常営業の休止中にテークアウト(持ち帰り)事業に乗り出した店では、再開してもテークアウトを継続するケースもあり、各店とも「コロナ後」の営業形態を模索している。
 飲食店に卸している田辺市内のある酒店は「生ビールのたるは通常20リットル入りの利用がほとんどだが、客がどれだけ入るか見通せないため、半分の10リットル入りに変更している店が多い。それでも、先週末はそれなりの人出があったようだ。少しずつでも回復してほしい」と期待する。
 味光路では、農繁期の6月と寒い2月は団体客が少ない傾向があるという。ある居酒屋の店主は「ぼちぼち再開するにはいい時期。今年1年はコロナと付き合わないといけないと覚悟している。でも、こんな時だからこそ、お客さんの温かさを感じることも多い」と話した。
 田辺保健所管内では4月6日を最後に、新たな感染者は確認されていない。県は6月から休業要請を全面解除。外出の自粛も緩和している。

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