全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

紀伊民報社

どうなる白良浜の海開き

閉鎖が続く白良浜(白浜町で)

 和歌山県白浜町や町内の観光、商工団体が、白良浜の海開き(海水浴場の開設)の可否を検討している。夏季は白浜温泉街の繁忙期で、海水浴客らの存在は地域経済に重要だが、新型コロナウイルスの対策はおろそかにできない。町などは、感染防止に向けたガイドラインを作り、それをクリアできるかどうか見極めた上で海開きを判断する方針。

「どちらでも批判は出る」

 29日に町役場であった関係機関の代表者らによる会議は、白良浜の海開きをどうするかが議題だったが、結論は出なかった。
 町の経済3団体と呼ばれる町商工会、白浜観光協会、白浜温泉旅館協同組合は「会員アンケートで開設を望む声が多い」などとして、海開きに積極的だ。一方、町は「開けることで生じるリスクも含めて検討する必要がある」との姿勢を見せる。
 そこで出たのが、ガイドラインを作るというアイデア。事務局レベルで内容を詰め、改めて代表者会議で判断する流れになりそうだ。作成に当たっては有識者の意見を聞くことも検討している。
 海開きをすれば、いわゆる「3密」(密集・密接・密閉)をなるべく避ける取り組みが必要になる。学生が多いライフセーバーの確保も課題だ。逆に海開きを見送るとしても、入場できないような措置を取らない限り、自己判断で泳ぐ人が出る可能性は残る。
 学校の夏休み期間が短縮される方針があることや、既に「今年は開設しない」と決めた県外の海水浴場があることもあって、来場者数を読みづらいという事情もある。関係者の間では「どちらに決めたとしても、もう一方からは批判が出る」との声も聞かれる。
 井澗誠町長は取材に「作成するガイドラインをオール白浜で徹底できるかどうかがポイントになる。多面的に検討し、6月中には決めたい」と話している。
 白良浜の昨年の海水浴客(7、8月)は約40万人。多い日で2万人弱が訪れた。今年は4年ぶりに5月3日の海開きを予定していたが、新型コロナの影響で延期になった経緯がある。

関連記事

「農家のパスタ店」1周年 育てた野菜、特産も提供 池田の八木さん

 道東自動車道の池田インターチェンジを降りて国道274号を本別方面に向かうと、農家の住宅内に3月でオープン1周年を迎えた「道行パスタ店」(池田町信取74ノ1)がある。八木茂美代表(66)は「大勢の...

荘内日報社

みずみずしい湯田川孟宗集荷 27日直売所オープン 「表年」豊作見込む

 鶴岡の春の味覚「湯田川孟宗(もうそう)」の集荷が、25日に始まり、鶴岡市湯田川にあるJA鶴岡の集荷所に朝掘り採れたてのみずみずしい孟宗が次々と持ち込まれた。集荷作業の開始は平年並みだが、今年は豊作...

宇部日報社

商店街の魅力に触れる 新天町でウオーキングイベント【宇部】

 宇部市スポーツコミッション(長谷亮佑会長)主催の新天町アーケードウオーキングが24日、宇部新天町名店街で行われた。67人が参加し、往復800㍍を思い思いのペースで歩きながら商店街の魅力に触れ...

北羽新報社

初夏の味覚・ジュンサイの収穫始まる 秋田県三種町

 三種町特産のジュンサイの収穫が始まった。沼で摘み手が小舟を操って若芽を一つひとつ丁寧に収穫している風景は産地ならではで、出回る量は例年、初夏にかけて増えていく。生産農家などは旬の味の売り込み...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク