
宮田村特産ワイン「紫輝」のたる熟成の完成を祝う発表会
宮田村の特産ワイン「紫輝」のたる熟成の販売に先立ち、宮田村などは29日、発表会を同村の本坊酒造マルス信州蒸溜所で開いた。たる熟成のワインを製造するのは15年ぶり。たるの香ばしい香りと厚みのある味わいが楽しめる一品で、30日から上伊那地方の酒販店などで販売する。
昨年、村内で収穫したブドウ・ヤマソービニオンで製造した2019年産赤ワインを、新だるで約5カ月間にわたり熟成。味や香りを残しつつも、おりや不純物などを取り除くために軽くろ過をした。2733本(720ミリリットル瓶)が完成した。
同社の製造担当者らによると、紫輝本来の果実味と穏やかな酸味に、たるの香りが加わり厚みのある味わいに仕上がっているといい、肉料理などとともに食卓で楽しむのがお勧めという。
小田切康彦村長は「紫輝は宮田村の独自産業の大きな柱の一つ。たる熟成が広まり、さらに独自産業を発展していきたい」と話した。同蒸溜所の折田浩之所長は「久しぶりにたる熟成を復活させ、二つのラインアップで楽しんでほしい」とした。
1本2420円(税込み)。ワインを仕込んだたるには、ウイスキーを入れて熟成させ、来年5月頃に販売する予定。問い合わせは村産業振興推進室(電話0265・85・5864)へ。
関連記事
新作パン来場者が審査 帯広・満寿屋商店開発コン1位は…
パン製造販売の満寿屋商店(帯広市、杉山雅則社長)が同社のパン職人を対象にした新商品開発コンテスト「ますやカップ2023」で、管内農家のブルーベリー、ラズベリージャムを使った「コキーユ ベリー&チ...
帯広のインデアン、ファイターズ新球場で期間限定ショップ
北広島市に建設されたプロ野球パ・リーグ「北海道日本ハムファイターズ」の新本拠地球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」で行われる30日からのファイターズ開幕3連戦に合わせ、藤森商会(帯広市...
地元産の二条大麦「小春二条」原料 ウイスキーの仕込み始まる 長野県
長野県駒ケ根市と宮田村で栽培した二条大麦「小春二条」を原料としたウイスキーの仕込み作業が同村新田の「本坊酒造マルス信州蒸溜所」で始まっている。6次産業化の取り組みとして両市村や酒造会社、JA...
日ハム「帯広豚丼」発売 日甜芽室のグラニュー糖使用
食肉販売大手の日本ハム(大阪府)は、日本甜菜製糖(本社東京)の芽室製糖所で製造するグラニュー糖をタレに使用した「帯広豚丼の具」を発売し、2月28日、帯広市役所で記者会見を開いた。商品は全国のスー...