「世界青年の船」参加者が鶴南高訪問
鶴岡南高校の生徒たちが海外の青年と交流
鶴岡市の県立鶴岡南高校(京谷伸一校長)の2年生が19日、内閣府主催の青年国際交流事業「世界青年の船」に参加するため来日した海外の青年たちと同校で交流した。
同事業は明治100年記念で1967年にスタート。日本と世界10カ国からの18―30歳の青年計240人が、船上での共同生活や文化交流、セミナー、ディスカッションを通じて国際的視野を広げ、将来の国際貢献を目指すもの。このうち海外からの参加者120人は船上での研修の前に「地方プログラム」に参加し、本県を含む全国6県の訪問先で青少年などとの交流を深めている。
今回の同校への訪問もこの地方プログラムの一環で行われ、本県での受け入れは県青年国際交流機構が運営している。オーストラリアと南アフリカ共和国の参加者24人が18日に来県、21日までの3泊の日程で庄内エリアでの酒蔵や寺院の見学、ホームステイを繰り広げる。
19日の鶴岡南高校への訪問では2年生198人が歓迎。各クラスに分かれて活動し、理数科のクラスでは生徒たちが郷土食について英語でプレゼン。手作り感あふれる寸劇なども交え、特産品などの魅力を伝えた。続く海外の青年を囲んだ質疑応答では、「交流事業への参加理由は」「来日経験は」などと質問攻め。最後に手拭いや手まりなどのお土産をプレゼントした。
オーストラリアから参加した公衆衛生学を専攻する大学生のジョルディナ・クエーンさん(24)は「国際交流や国際的視野を広げようと参加。楽しくて才能あふれる生徒たちばかり。趣味が勉強という子には驚いた」と笑っていた。
石川賢さん(17)は「相手が話すことは分かるが、なかなか言葉が出てこなくて歯がゆい思い。もっと聞いたり、伝えたいことがあった」と話していた。
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