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長野日報社

幸せ作物“おすそ分け” LURAの会加工班

内藤とうがらしなどを使った農産加工品や子育て応援グッズを手にする「LURA加工班」のメンバー=伊那市高遠町長藤

 伊那市高遠町長藤の宇野俊輔さん(62)が運営する会員制・参加型農業「LURA(ルーラ)の会」の加工班が、会員で育てた野菜、玄米などを使った農産加工品やグッズの製作販売をしている。宇野さんの手ほどきを受けながら、自分たちで食する作物を皆で育てているが、幸せや喜びの味をより多くの人と共有したいと、新たに班を立ち上げて活動の幅を広げた。

 LURAの会は、作る側の農業者と食べる側の消費者を分けるのではなく、一緒に農作業に関わり、自分たち家族の食べ物をシェアするという運営形態。豊作の喜びや不作の痛み、農作業の苦労も分かち合う。2011年2月に設立。現在は上伊那、諏訪地方などの約40人が会員となって会費を納め、長藤の田畑に定期的に集まりコメや大豆、野菜を育てたり、みそやしょうゆを作ったりしている。

 加工品も作物と同じく会員で共有するために作っていたものだが、「“自産自消“の作物を口にした瞬間は本当に幸せです。周りの方にも“おすそ分け”したいと思うようになりました」と、同市高遠町在住で2人の子どもと参加する武井隆子さん。「LURA加工班」は昨年発足し、子育て世代の女性が中心となって商品開発を進めてきた。

 伝統野菜の内藤とうがらしを使った一味、無農薬ニンジンのスライス…。かゆみ止め用の「山椒の焼酎漬け」、やけどや切り傷用の「びわの葉の焼酎漬け」など身近な常備薬も開発した。

 電子レンジを使って繰り返し使用できる玄米かいろ「ぬっかいろちゃん」は無農薬の玄米とぬかを用い、一つ一つ手作りで仕上げている。首肩を温めたり、椅子の上に敷いたりとさまざまな形を取りそろえており、「子育て応援加工品」「働く女性の味方グッズ」として、イベント出店でも人気を集める。

 季節によってさまざまな加工品を作る計画だ。メンバーは「使ってくださる皆さんと私たちがつながり、安心して喜べる物語をつくっていきたい」と意気込んでいる。加工品の問い合わせは武井さん(電話090・2176・0703)、会に関しては「かぎろひ屋」(電話0265・96・2207)へ。

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