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夏の甲子園中止

 第102回全国高校野球選手権(夏の甲子園)の中止が20日、決定した。大阪を拠点にオンラインで行われた全国高野連の運営委員会・理事会で正式決定された。地方予選も同様に中止が決まったが県高野連は代替大会を行う方向性で今月28日の常任理事会で話し合うことになった。

 夏の甲子園中止を受けて県高野連は代替大会を模索することになった。常任理事会でスケジュールが示されそうだ。本来、県予選が行われる予定だった7月中の週末を利用して開催される可能性が高い。県スポーツ保健課、県教委との調整もあるが「選手たちのために何ができるか。特に3年生のためにやれることを考えたい。あとは理事会次第です」と菅谷明浩理事長(57)は話した。

 県レベルで代替大会が行われた後は、コロナ禍の影響が首都圏とは違って低めに推移している東北全体で交流大会が開催されるかに懸かる。昨秋東北大会を優勝し、鶴岡東同様センバツ出場が決まっていた仙台育英(宮城)の須江航監督は21世紀枠で出場予定だった磐城(福島)との“東北限定センバツ”を提唱している。こうした実力校同士の試合が東北全体で行われるか。各県各校の調整度合いが定まっていけば、3年生のためのはなむけのゲームが具体化していきそうだ。

 地元報道陣による合同会見が終わった直後、時折小雨がちらつく夕方の曇天を見上げながら「やらせたかったなあ」鶴岡東の佐藤俊監督(48)は思わず声を上げた。

 全国高野連の中止の会見が終わった直後の午後6時半、鶴岡市内の同校高坂グラウンドで会見が始まった。「きょうの決定の前からどちらにしても“一喜一憂せず、全てを受け入れて”と選手に言ってきた。人生は長い。今後の糧になれるよう前向きに生活していこうと」と呼びかけてきた。ただ正式に夏も中止が決まったことで監督自身の徒労感はかなりのものがある。秋の東北大会で準優勝し、41年ぶりに春のセンバツ出場を決めたが中止になり、それでも「夏がある」と気持ちを切り替え、選手ともども歩んできたが、これも駄目となり、選手たちに掛ける言葉が見つからないが本音だ。

 昨夏の甲子園。高松商(香川)、習志野(千葉)を破って16強入りした先輩たちの雄姿をアルプス席で見て憧れ、秋の東北大会で早くも力を発揮させた現高校3年生たちを「私の想像した以上の実力を見せた素晴らしい学年」と高く評価した。エース太田陽都に加え渡辺洲、小林三邦の右腕3人は甲乙つけがたく、打でも鈴木喬主将が中心となってまとまった。昨夏も活躍した山路将太郎二塁手は守備でもチームを引っ張ってきた。今夏の甲子園に出場した場合でも上位進出が望めたチームが“まぼろし”に終わってしまった。監督でなくても、喪失感は大きいものがある。

 ただコロナ対策による県教委の指導などもあって新年度が始まっても全体練習はほとんど行えず実戦練習もやれていない。部員は3年生35人、2年生31人。そして今年33人の新入部員が入ってきた。県外からの生徒も多い中、それぞれが故郷へ戻らず、あすが不透明な中、基礎練習に励んできた。

 全国大会の中止が決まった分、県高野連単位で今後の方向性が定まっていく。すぐ練習の強度を上げてはケガを招く場合もある。夏以降も含めた本格的な練習再開に向けて指導者としての能力、方向性も試される。「これからは選手たちに大人として何をしてあげられるかです」やり切れない気持ちを押し隠しながら佐藤監督は自らに言い聞かせた。

全国高野連の中止発表を受け高坂グラウンドで会見した鶴岡東・佐藤俊監督

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