移動図書館あおぞら号も運行再開

本を手にする利用者(20日午前10時ごろ、厚南の北上梅田団地で)
新型コロナウイルスの感染拡大により3月5日から中止していた宇部市立図書館の移動図書館「あおぞら号」の運行が、20日に再開した。今年度初の巡回となったこの日は、原地区の北上梅田団地を皮切りに6カ所を回った。 同団地には午前9時50分から10時20分まで30分間滞在した。同所では今年度から「読書と買い物支援コラボ」として、コープやまぐちの移動販売車「おひさま号」とあおぞら号が、ほぼ同時刻に巡回するよう時間を設定。本の貸し出しと買い物を一度に済ませられるようにした。 両車両とも3密を避けるため、車内に入れる人数を制限しており、買い物を待つ間に本を探す人も多く、早速コラボレーションの効果が見られた。 買い物途中に本を手に取っていた60歳代の女性は「臨時休館中にインターネット予約をしてみようと思ったが、うまくいかず断念していた。こうして本を選べるのはうれしい」と話した。 藤永義昭館長とコープやまぐちの永原久道生活事業部長は「地域住民に便利に使ってもらえるのが一番。今後もさまざまな形でコラボレーションができれば」と、相乗効果を期待した。
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