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紀伊民報社

親しまれたマツの老木伐採へ

田辺市庁舎前で長年、親しまれてきたマツ。寿命で枯れてしまい5月中の伐採が決まった(田辺市新屋敷町で)

 和歌山県田辺市は5月中旬にも、市庁舎前のマツを伐採する。入り口前にあり、長年来庁者に親しまれてきたが、完全に枯れてシロアリの発生や枝の落下などの危険性がある。伐採後、幹の部分は保管し、活用できないか検討するという。

 市によると、マツは市庁舎が建設された1970年当時から、現在の場所にあった。「来庁者がまず目にするため、市民の認知度の高いマツ。市庁舎や隣の紀南文化会館を撮影した写真にも必ずと言っていいほど写り込んでいる」という。
 以前から傾き対策による支柱の設置、土壌調査や栄養剤の散布など延命対策をしてきた。2018年度にマツの上部で枯れの進行を確認し、一部を伐採。19年度も部分的に伐採した。しかし、19年10月の調査で、完全に枯れていることが判明した。樹齢は分かっていないが、寿命によるものとみられる。
 市は周囲に近づかないように呼び掛ける看板を設置している。伐採後、代わりの木を植栽する予定はないという。

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