ゴーヤーの日「例年より出来いい」 生産農家が収穫作業
「例年より出来がいい」と収穫に精を出す大泊良克さん=7日午前、白保の大泊さんのビニールハウス
5月8日の「ゴーヤーの日」を前に、石垣市内ではゴーヤの収穫がピークを迎え、生産農家が収穫作業に追われている。
「ゴーヤーの日」はゴーヤを広く知ってもらい、多くの人に消費してもらおうと1997年に県とJAおきなわが5と8の語呂合わせで制定した。
石垣市白保でゴーヤをハウス栽培する大泊良克さん(64)はゴーヤーの日を前にした7日、ハウス内で収穫作業を行い、青々と実ったゴーヤを丁寧に収穫。「ことしは天候も安定していて、こまめに手入れできた。例年より出来がいい」と笑顔をみせた。
JAおきなわ八重山地区ゴーヤ生産部会(会員数34人)の会長を務める大泊さんはゴーヤーの日について「日頃から皆さんに消費してもらっているので感謝を伝える日にしたい。ゴーヤは昔から夏バテ予防に効果があるといわれる。子どもの頃から食べて好きになってほしい」と期待した。 収穫したゴーヤは市内磯辺のJA集出荷場で品質ごとに仕分けし、3㌔ごとに箱詰めされて東京の豊洲市場に出荷される。2020年度は総収穫量50㌧、このうち本土市場に46㌧の出荷を計画している。
JAおきなわ八重山地区営農振興センター指導課によると市場価格は新型コロナウイルスの影響で3㌔詰めで1800円台と例年より若干低いものの、まずまずだという。
営農指導員の大濵靖宜さんは「ことしは害虫の食害もかなり抑えられ、収穫は順調にきている。コロナウイルス対策で大変だが、栄養価の高いゴーヤを食べて元気を出してもらいたい」と地元消費をPRした。
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