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荘内日報社

白いじゅうたん鳥海山背景に 刈屋梨の花満開

 ブランド和ナシ「刈屋梨」の産地である酒田市刈屋地区で、ナシの花が満開となり、白いじゅうたんのように広がる花が残雪の鳥海山に映えている。

 同地区は日向、荒瀬両河川の合流地点にあり、肥沃な土壌を生かし明治後期からナシが栽培されている。現在は刈屋梨出荷組合(佐藤尚人組合長)の農家約40戸が約45ヘクタールで「幸水」「豊水」などの和ナシを中心に生産している。

 生産者の一人、小松賢さん(66)によると、今年は暖冬でナシの開花が早まり、早生種で例年より10日ほど早く3月下旬ごろに開花。しかし、その後、低温が続き、地区の出荷量の約6割を占める主力の「幸水」は先月20日ごろからと、ほぼ平年並みで開花。家族総出で授粉作業を行い、地区の大半はこの大型連休前半までに作業を終えた。

 小松さんは「開花前に寒の戻りで降ひょうが何度かあり、その影響が心配。4月以降もハチが活発に動く気温15度を下回る日が続き、特に早生種は受粉効率が低いかもしれない。暖冬の年は年間を通じて天気が不安定。やはり降る時に降らないと」とする。また、新型コロナウイルスについては「花を作っている仲間は結構、影響を受けている。うちもお盆向けに作っている。米は自家消費にも回せるが、花やナシはそうもいかない。早く終息し、影響が出ないように願っている」と語った。

残雪の鳥海山に白い花が映える酒田市刈屋地区のナシ畑=5日午前

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