本番前に最後の強化合宿始まる 女子IH日本代表-苫小牧
韓国平昌五輪に向けて仕上げに入ったスマイルジャパンの合宿
韓国平昌五輪(2月9日開幕)に出場する女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」の大会前最後の国内強化合宿が17日、苫小牧白鳥王子アイスアリーナで始まった。24日から東京都内で開かれるドイツ、チェコを迎えての壮行試合と併せて最後の仕上げに入る。山中武司監督は「(五輪の初戦で戦う)スウェーデン戦に合わせ、万全の準備をして臨みたい」と方向性を語った。
昨年末に長野県で行われたロシアとの国際壮行試合後、代表チームはいったん解散し、年末年始を経て16日に再び集合した。氷上練習ではどの選手も軽快な動きを見せており、山中監督も「初日にしては良い動きをしていた。運動量に関しては、選手が年末年始に良い感じで仕上げてきている」と一安心した様子。19日には駒大苫小牧高との練習試合も組んでおり、「ゲームスピードを上げて、ドイツ、チェコとの試合に臨みたい」と話した。
平昌五輪の女子アイスホッケー競技はソチ大会同様に8カ国で争い、予選1次リーグB組に入る日本(世界ランキング9位)は、2月10日にスウェーデン(同5位)、12日にスイス(同6位)、14日に韓国(同22位)と上位2カ国に与えられる決勝トーナメント進出を目指してぶつかる。本番までおよそ3週間。昨年末のフィンランド遠征でつかんだ守りの手応えをさらに強固にしながら、得点力向上へ攻撃の質を高めていくつもりだ。副主将のFW米山知奈(道路建設ペリグリン)は「誰と組んでも(センターとして)同じセットのウイングの選手の良いところを出していけたら。自分にゴール、アシストが付かなくてもセットで点数を取りたい。とにかくチームに貢献したい」と意欲を示した。
日本代表は苫小牧での合宿を終了した後、22日に東京に移動して壮行会に出席。24~30日にダイドードリンコアイスアリーナ(西東京市)で開催される「スマイルジャパン・ブリヂストン・ブリザックチャレンジ」に出場し、ドイツ、チェコとそれぞれ2試合ずつ行う。
関連記事
棚田保全、協働で推進 信州大農学部とワッカアグリ協定締結
信州大学農学部(長野県南箕輪村)と、伊那市長谷中尾の棚田で輸出用の米作りに取り組む農業法人「Wakka Agri(ワッカアグリ)」(同市)は10日、協働して棚田の保全活動を進めるため、「棚田パートナーシ...
1500メートルで大会新 全日本マスターズ陸上 W45の部 田辺の堀木さん
第45回全日本マスターズ陸上競技選手権2024京都大会(日本マスターズ陸上競技連合主催)がこのほど、京都市であり、和歌山県田辺市目良の堀木真由さん(46)が、W45(女子45~49歳)1500...
地域リーダー担い手育成 1期生26人参加 「SHONAI政経塾」開講
地方創生を担う次世代の地域リーダー育成を目的とした「SHONAI政経塾」の開講式が9日、鶴岡市北京田のショウナイホテル「スイデンテラス」で行われた。30代前後の若者や女性を中心に、定員を超える26人の...
射場・大樹に国が支援を 期待の声 帯広で宇宙サミット
国内最大級の宇宙ビジネスカンファレンス「北海道宇宙サミット2024」が10日、帯広市内のベルクラシック帯広で開催された。午前中は大樹町の北海道スペースポート(HOSPO、宇宙港)でロケットの打ち...