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3離島、大型連休で警戒強める 新型コロナ対策、定期船で予防策徹底も 瀬戸内町

来島自粛を呼び掛ける看板=1日、鹿児島県瀬戸内町加計呂麻島の実久海岸

 鹿児島県の瀬戸内町では加計呂麻、請、与路3島への新型コロナウイルス侵入を防ぐため、警戒、啓発活動を強めている。鎌田愛人町長は大型連休前の4月20日、5月6日まで3島への来島自粛を呼び掛けるメッセージを発表。3島と奄美大島を結ぶ町営定期船では連日、乗船者に来島自粛の声掛けや消毒を行うなど予防策を徹底している。

 定期船の切符売り場では大型連休中、来島自粛を呼び掛けるチラシを配布。乗船前の手の消毒に加え、マットを敷いて車のタイヤ、靴裏の消毒もしている。レンタカーを載せた際は、車、人を全て降ろした後に消毒を行う対応も。町商工観光課船舶交通係は「差別ではなく、利用者の不安を払拭するため」と理解を呼び掛けている。

 奄美せとうち観光協会によると、観光客は例年より少ないが、来ている。「離島に行きたいと言う人には『行っても今は楽しめないですよ』という形で自粛をお願いしている。それで諦める人もいるが、行く人もいる。来島自粛の周知がまだ足りないようだ。情報発信を強化したい」

 加計呂麻島では独自に看板を設置する集落も。海水浴やシュノーケリングを楽しみに毎年多くの観光客が訪れる実久集落では、2カ所に看板を立て来島自粛を呼び掛けている。

 与路島では恒例の舟こぎ大会を中止。観光客のほか、出身者にも来島を控えるよう伝えている。与路集落の保島豊区長(83)は「4月から看護師が不在となっている。もし島でコロナが発生した場合、取り返しのつかない事態になるかもしれない。もう少し来島を辛抱してほしい」と訴えた。

 町や住民が3島への来島者を警戒するのは、新型コロナウイルスに感染すれば重症化リスクが高いとされる高齢者が多く、常駐する医師がいないなど医療資源が著しく乏しいからだ。3月末現在、3島の人口と高齢化率は加計呂麻島1172人、53・8%、請島90人、64・4%、与路島67人、49・3%。

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