何が当たるかな 校内年賀状の抽選

生徒会役員(左の3人)の運営で、年賀状の抽選会を楽しむ生徒=田辺市秋津川で
和歌山県田辺市秋津川中学校の全校生徒14人と教職員は毎年、校内で年賀状を送り合い、抽選会もしている。今年も生徒らは景品を前に、期待に胸を膨らませながら抽選会を楽しんだ。
全校生徒の親睦を深め、年賀状を送る文化を大切にするために取り組んでいる。 年賀状は学校特製のハガキで、抽選会で使う番号を記載している。昨年12月8日に生徒と教職員に配布し、13~15日、学校に作った専用ポストに投函(とうかん)した。手描きや印刷、シールを貼ったものなどさまざまで、2学期の終業式があった22日、全員が自分宛ての年賀状を受け取った。 抽選会は学校であり、生徒と教職員が参加。生徒会役員が運営し、司会も担当した。役員らがくじを引いて番号を決め、1等から4等までを順に発表。生徒は年賀状の番号を見て「あった」と喜んだり、景品の中身を見せ合ったりして楽しんだ。全員に文房具などの景品が行き渡った。 3年生の山本朱音さん(15)は「抽選会は3回目だが、何度やっても楽しい。今年は生徒の人数が多く、みんなでわいわいしながらできて楽しかった」と笑顔。生徒会書記の1年生、赤松果穂さん(13)は「私は初めての抽選会で、みんなが楽しんでくれたらいいなという思いで準備をした。今日は生徒会役員で協力して進めることができてよかった」と話した。 同校は地域のお年寄りにも年賀状を送っている。近くの秋津川小学校と手分けし、本年度は中学校だけで約80枚の年賀状を書いた。
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