奄美ファンからマスク届く 名音集落民と交流が縁、手作り100枚超 大和村

島外から贈られた手作りマスクを手に笑顔を見せる名音青壮年団の団員と大和保育所園児ら(提供写真)=20日、鹿児島県奄美大島大和村
鹿児島県奄美大島の大和村に20日、子ども用と大人用の手作りマスク113枚が島外から届き、村内4カ所の保育所の園児や保育士に配られた。新型コロナウイルスの全国的な感染拡大で村内も閉塞(へいそく)感が漂う中、村民と交流のある奄美ファンから届いた贈り物に村民は感激している。
送り主は千葉県在住の鈴木恵里香さん。昨年1月、奄美大島を初めて訪れた。趣味の写真撮影などで島内各所を巡る中、同村名音青壮年団の団員ら同集落の人たちと交流したのをきっかけに、「奄美が大好きになった」という。
以来、3カ月に1回の頻度で来島。同青壮年団の飲み会などにも参加したりして親睦を深めている。
鈴木さんは「恩返しに何かできないかと思いマスクを作ったので送らせていただきます。どうか奄美にコロナが広がりませんように」との手紙を添え村役場にマスクを送った。
事情を知る村職員が同青壮年団に連絡し、各保育所へマスクを寄付した。
同団の國副平剛団長(44)は「贈り物にびっくりしたが、島に対する彼女の思いが伝わり、とてもうれしかった」と喜んだ。
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