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長野日報社

「アマビエ」たこ揚げウイルス退散託す 諏訪湖畔 

疫病退散にご利益があるとされる「アマビエ」を描いたたこを手にする永由さん

 日本凧の会会員の永由辰春さん(72)=茅野市中大塩=が、その姿を見ただけで疫病退散にご利益があるとされる妖怪「アマビエ」を描いた手作りの和だこを週末に諏訪湖畔で揚げている。数年前にがんで声帯を失った永由さん。黙々とたこを揚げ、湖上からたこを通して新型コロナウイルスの退散を願っている。

 アマビエは半人半魚の姿で、江戸時代後期の瓦版に出典がある。海中から出現し、「諸国で疫病が流行する。私の姿を描き写した絵を人々に見せよ」と村人に告げたという。厚生労働省ではホームページ上で、「アマビエ」を描いたコロナ感染拡大防止を訴えるアイコンを公開している。

 永由さんは数週間前にアマビエのことをテレビで知り、水木しげるの妖怪マンガなどを見ながらたこを製作。縦1メートル、横60センチの和だこにカラフルなアマビエを描いた。18日から諏訪湖畔の石彫公園付近でたこを揚げ始め、毎週土日に湖畔に足を運ぶ。

 25日は午前11時ごろから揚げ、湖畔を訪れた子どもたちを喜ばせた。永由さんは「新型コロナウイルスは世界中にまん延し、核兵器や大地震に勝るとも劣らない脅威。アマビエのご利益で一刻も早い終息を祈りたい」と話している。

 今後も週末に続ける予定で、訪れる子どもたちにたこ揚げの指導もするという。

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