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荘内日報社

自粛要請に応え軒並み休業 苦悩の中、コロナ早期終息願い

 県は新型コロナウイルス感染拡大防止のため各業種に営業自粛を要請したが、25日初日を迎えた。来月10日までの16日間。例年はゴールデンウイークで観光業など各業種とも書き入れ時だが、“我慢の時”のスタートとなった。

 例年なら営業開始時間の午前9時は大型観光バスが次々に滑り込んでくるはずだったのに庄内観光物産館(鶴岡市)前の駐車場はガラーンと車は1台も止まっていなかった。自粛要請に東京第一ホテル鶴岡なども運営する庄交コーポレーションは「そのまま受け入れる」と休業した。前日24日は鮮魚コーナーなど、賞味期限がある物は半額近くまで割り引くなど商品一掃に努めていた。休業告知が数日前から行われていたこともあって、当日は混乱もなかった。

 パチンコ店などでつくられる県遊技業協同組合は加盟の県内約90店が自粛要請に応じた。鶴岡市内のパチンコ店は休業期間を「当面の間」として含みを持たせ、コロナ終息が見えない苦悩ぶりがうかがえた。

 「道の駅」(全21店うち庄内5店)もそろって休業した。東北の他の県は「時短営業」など営業継続させており、足並みそろえて全面休業は山形だけ。「あつみ・しゃりん」の矢口泉支配人は「つい最近まで県外の観光客に“来てくれ、来てくれ”と県挙げて運動していたのに、全く逆に“来ないでくれ”になるなんて」と今年に入っての急展開に心の整理がつかない様子。それでも12人の従業員は特別休暇にして雇用を守るといい、この半月間は交代制で店内のメンテナンスなど各自出勤するという。「このままコロナが治まったら政府主導でゴールデンウイークに代わる秋連休を設けてほしい」とコロナ終息後の政策を期待していた。

 「支配人会」で営業継続を決めた庄内のゴルフ場はホームページで県外客お断りを打った。「県外からの来場がある業種」という自粛要請の中身を意識したもので庄内ゴルフ倶楽部(庄内町)湯の浜カントリークラブ(鶴岡市)ともシャワー利用、レストラン利用は制限をつけ、「3密」を招かない態勢づくりに努める。

 ○…「ホテルイン鶴岡」「ホテルイン酒田」を運営する月見(本社酒田市)は通常営業を実施する。「観光ではなくビジネス客が主体。仕事で来ている方の需要には応じたい」(ホテルイン鶴岡)との判断。3密防止策は予約客を絞り込むことで、館内の混雑を呼ばないよう努力するという。

庄内観光物産館の駐車場はガラーンと車がなかった=25日午前9時すぎ

パチンコ店は営業自粛を「当面の間」とした

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