臨時休館中の図書館で予約貸し出し事業

感染防止のついたて越しに本を渡す練習をする職員たち(24日午前9時50分、中央図書館で)
山陽小野田市は、臨時閉館中の中央図書館で、予約による本の貸し出しを24日から始めた。新型コロナウイルス対策で在宅が推奨されている中、読みたい本や必要な図書資料を提供するため、書籍の消毒や貸し出しの時間帯、返却方法など、感染防止に最大限配慮した形で業務を行う。期間は臨時閉館が解除される予定の10日まで。 既に利用登録をしている人が対象。電話、メール、ファクス、図書館ホームページで予約を受け付ける。貸し出しの対象となるのは、中央図書館、厚狭図書館、赤崎分館、高千帆分館内に現在ある図書(CD、DVDなどを含む)。貸し出し業務は中央図書館のみで行う。感染防止の観点から、来館による予約は受け付けない。 あらかじめ機材を使って紫外線消毒をして、本や雑誌は10点、AV資料は3点まで貸し出す。受け取りは密を避けるため、午前9時半~11時、午前11時~午後2時、午後2~5時の三つの時間帯に区切り、日時の指定に従って取りに来てもらう。入り口に専用ブースを設けて渡す(利用者が館内に立ち入ることはできない)。 返却は、各館の返却ボックスで随時受けるが、開館までは返却義務は負わせない。27、29日、5月3~6日は年間予定における休館日のため、予約貸し出しは行わない。年間予定で館内整理日(閉館)となっている7日は、臨時的に業務を実施する。 予約の際は、希望の図書の種類、タイトル、作者、利用者の氏名、住所、電話番号、図書館カードの番号、受取希望日と時間帯を明記する。 山本安彦館長は「市民の読みたい、知りたい気持ちに、少しでも応えられれば。自宅待機や外出自粛が求められる中、大型連休を迎えるので、読書や、CD、DVDによる音楽・映画鑑賞で、ストレス解消や気分転換をしていただきたい」と話している。
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