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荘内日報社

エルサンワイナリー醸造施設上棟式 今年8月完成、ヌーボ初出荷目指す

 鶴岡市羽黒町松ケ岡産のブドウを使ったワイン造りに取り組むエルサンワイナリー松ケ岡(鶴岡市、早坂剛社長)は22日、同地区に建設しているワイン醸造施設の新築工事の上棟式を現地で行った。今年8月末の完成を目指し、関係者らは工事や完成後の建物の無事を祈願した。

 上棟式には施工者や地元関係者約40人が集まった。棟梁らが斎主を務め、祝詞奏上や槌(つち)打ちの儀などの神事に続き、早坂社長は「雪の少ない冬を迎え工事も順調に進むと思っていた矢先、新型コロナウイルスによって全国、地元でも大きな経済打撃を受けている。この状況で上棟式を行うことを懸念したが、工事関係者の方や松ケ岡の皆さんにこの場を借りて感謝をしたい」とあいさつした。

 建設中の醸造施設は国指定史跡・松ケ岡開墾場近くのブドウ畑を背にした床面積約520平方メートルの建物。木造地上1階、鉄筋コンクリート造り地下1階で、1階にはレストランやテイスティングカウンター、売店を設ける。地下は醸造作業場となり、湿度・温度を一定管理して瓶詰めから出荷までを一貫して行う。フランスなどで主流となっている、重力に従って果実やワインを移動させる醸造方法「グラヴィティ・フロー・システム」を採用することで、果実に負荷をかけず果実味が豊かな特徴あるワインに仕上げていく。今後10年計画で750ミリリットルの瓶1万本の生産を目指す。今秋には収穫予定の白のシャルドネやソービニヨン・ブラン、赤のメルローやピノ・ノワールなどのブドウを使って同ワイナリーで醸造を開始し、ヌーボとして年内初出荷の目標を掲げる。

 ワイナリー1階からは天気次第で月山を眺望でき、婚礼パーティーなどのロケーションも期待できる。同社関係者は「松ケ岡という土地全体の活性化につながるように考えて取り組んでいる。開墾場などの周辺施設も散策してこの土地に触れてほしい」と話す。

 エルサンワイナリー松ケ岡は、冠婚葬祭のエル・サン(同市、早坂和男社長)が2017年に農業生産法人として設立。開墾場近くに4ヘクタールのブドウ畑を所有し、赤・白の各4品種を栽培している。

棟梁らが祝詞を奏上し、工事の安全などを祈願した

建設中のワイン醸造施設外観=16日

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