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子どもの学力低下懸念 新型コロナ 休校期間の延長で

 郡内の小中学校、県立高校などの休校期間が約1カ月間に伸び、児童生徒の学力低下、学力格差拡大が懸念される。石垣市教育委員会(石垣安志教育長)は、休校による授業日数ロスを、夏休みの3週間を出校日に振り替え挽回する方針だ。学校教育課の前三盛敦課長は「学校と家庭が協力して連絡と情報交換を密にし、子どもたちの生活リズム、学習習慣を保ち、長い休みを乗り越えたい」として、休み中の家庭学習の維持を呼び掛けている。

 市内の小中学校では16日、教諭らが各校で、保護者を対象に教科書や休校中の課題を配布。クラス割りやクラス担任も発表した。教科書配布は17日も行う。

 市教委は授業日数のロスを夏休みの7月下旬2週間、8月最終1週間を登校日に変えるなどして補填する方針で、竹富町、与那国町の教育委員会と調整中。今週中を目途に方針を確定し、学校へ周知するという。

 中学生と小学生の子をもつ新川の40代女性は「家にいてゲームの時間が増えている。家庭学習だけでは不十分。共働きなので勉強見る時間は限られている。夏休みも授業をしてほしい」とこぼした。

 この春に高校生になった息子を持つ市内の40代男性は「入学式をしていないからか、気持ちの区切りがつかないようで、まだ春休みの延長のような生活をしている。生活リズムの乱れが心配」と不安げ。

 市内の中学校の校長は「家庭学習のみの勉強は、家庭によって条件の格差が大きく、厳しい道だと分かっているが、これしかない。教諭らが家庭訪問して勉強を教えることは不可能。家庭ごとのインターネットやパソコンの配備環境に格差があるので、インターネットを介したウェブ授業もできない。家庭で頑張ってもらうしかない」と悔しげに語った。

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荘内日報社

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