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釧路新聞社

本因坊に挑戦  光陽小、伊東君【釧路】

ベテラン勢を抑えて10歳にして本因坊戦挑戦者となった伊東君

釧路新聞社と日本棋院釧路支部、釧路囲碁会館が主催する第52期釧根地区本因坊戦の挑戦者が釧路市立光陽小学校5年の伊東信義君(10)に決まった。昨年は4段以下のアマチュア囲碁愛好者が出場する「俊英戦」で涙の準優勝だった伊東君が、プロ棋士で釧路市在住の尾越一郎九段の内弟子となって今年はぐんぐんと実力を伸ばし七段格へ上進。いよいよ26日には九段格の木下勝郎本因坊に挑戦する。勝てば本因坊戦で初の10代でのタイトル獲得者となる。

 第52期釧根地区本因坊戦は釧路、根室管内に在住する五段格以上のアマチュア囲碁愛好者の間で競われる大会。予選は敗者復活トーナメント方式で挑戦者決定リーグ戦入りの7人を選出。挑戦者決定リーグ戦は前期シード3人と予選通過者7人の計10人による総当たりリーグ戦を4月5日と12日の2週にわたって行い、挑戦者を決定した。

 伊東君はリーグ戦で5日は5戦目で鶴田穏雄七段格に敗れたものの、「気合を入れ直しました」と12日の後半戦では4戦4勝、通算8勝1敗の好成績で挑戦者に決まった。  「本因坊を取りたいという気持ちでリーグ戦に取り組みました。自分の力を出すことができました」と語る。木下本因坊との3番勝負には、「あまり意識しないで、自分の力を信じて対戦したい」と言葉を重ねた。

 伊東君の囲碁との対面は小学2年の3月、「くしろ子ども未来塾」で尾越九段に出会ったことがはじまり。「何かビビッときた」という出会いから囲碁に打ち込み、昨年9月からは尾越九段の内弟子になり、実力を伸ばしてきた。将来はプロ棋士を目指すという伊東君について、尾越九段は「学校の勉強は抜群だが、囲碁の勉強ももう少し頑張ってほしい。ただ囲碁を打つことが好きだ。本因坊戦ではあまり勝つことだけを意識せずに、自然体で臨んでほしい」と教え子の挑戦を見守っている。

 囲碁界でプロになるためには23歳未満の囲碁愛好者がプロ試験に挑戦するが、その栄冠をつかむのは夏に1人、冬の試験で2人の年間3人だけ狭き門。しかも12歳までに日本棋院の院生になっていることが条件となるが、伊東君の場合は尾越九段の内弟子として実力を伸ばしているので「外来枠」としてプロ試験に臨むことができる。プロを目指す人は200人とも300人ともいわれる至難の道。その目標に向かって、まずは地元釧路での本因坊戦が注目されるが、今季はすでに別の棋戦で木下九段格と対局し、伊東君が勝利している。

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