高齢者福祉施設 受け入れに戸惑いの声 感染経路が分からず心配

新型コロナウイルス感染者2人が市内で確認されたことを受け、高齢者福祉施設では「14日から利用者の受け入れをどうするべきか」と戸惑いの声が上がった。感染経路や患者の行動歴が明らかにされてないため「利用者やその関係者が感染者といつどこで接触したかも分からない」と嘆く。基本的に事業所は開所するが、通所介護サービスを控える利用者も出ている。
あかゆらデイサービスセンター(當山房子代表取締役)には小規模と通所サービスに約40人が通う。一報を知った當山代表は利用者家族に電話で状況を報告。利用者の自宅介護に理解を示す家族もいる。プライバシー保護の観点から情報が開示されていないことに不安を募らせ「誰と接触したのか分からない。せめて字だけでも公表してくれれば、集団感染のリスクも軽減できると思う。施設内では席を離して対応する」と落ち着いた様子で話した。
まえさと茶寿苑(半嶺当永施設長)では、通所サービスに関して▽利用者の送迎前の検温▽手指アルコール消毒▽利用者や家族が2週間以内に島外へ渡航しているか▽利用者家族の発熱|など利用条件を設定。該当項目があれば利用を控えさせている。
従業員の感染予防管理も徹底し施設内にウイルスを持ち込まないよう万全を期す。
関連記事
和歌山大・慶応大と連携協定 教育のICT化推進
和歌山県教育委員会は29日、ICT(情報通信技術)を活用した教育について協力をもらおうと、和歌山大学や慶応義塾大学SFC研究所と連携協定を結んだ。 県教委は来年9月までに、県立学校や県教育施...
生誕120周年記念コンサート 来月8日、知里幸恵 銀のしずく記念館 登別
「アイヌ神謡集」の著者知里幸恵(1903~22年)の業績を伝える登別市の「知里幸恵 銀のしずく記念館」(登別本町2)は6月8日午後3時から、生誕120周年記念コンサートを開催する。出演予定だったフ...
早乙女ら献上米のお田植【山口】
秋の宮中行事「新嘗祭(にいなめさい)」に献上される米のお田植え式が27日、山口市仁保上郷の平岡武さん(67)の水田で行われた。平岡さん、JA、市の関係者、早乙女が一緒に田んぼに入り、「恋の予...
映えるゴテチャ、6月上旬まで見頃 二俣瀬車地【宇部】
宇部市二俣瀬車地の畑で、アカバナ科の花「ゴテチャ」が見頃を迎えた。赤、白、ピンク色の花弁が風に揺れ、辺りは華やかな雰囲気に包まれている。 畑は約1000平方㍍あり、管理するのは近くに住...