9日から定期便減便 石垣島周辺離島 各島民らに理解求める

石垣島周辺離島に定期便を運航させる船会社は、9日から減便を決めた=7日午後、ユーグレナ石垣港離島ターミナル
石垣島周辺離島を船で結ぶ定期便が、9日から減便になる。7日午後、沖縄総合事務局の許可が下り、決まった。1日当たりの運航(片道)は各航路別で1~4便に減らす。期間は現時点で未定。㈲安栄観光、八重山観光フェリー㈱の2社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う緊急事態宣言を受け、「竹富町内にウイルスを持ち込ませないための措置」として各島民や利用客に理解を求めている。
航路別で4便は竹富、小浜、西表上原、同大原、同3便は黒島、波照間、同1便は鳩間。削られる便はこれまでの初便や最終便など。原則、午前と午後にそれぞれ運航させる。生活航路として国から補助を受け運航を続ける波照間便は、1日2便に減らす可能性もある。
減便によって船会社が走らせる西表島内のバス巡回も減る。
また、各島を巡る観光コースは8日から全面的に休止。貨物船は現時点で通常運航を予定している。 併せて、安栄観光はこれまで午前6~午後8時だった業務時間を午前7~午後7時に短縮、八重山観光フェリーも短縮を検討中。
減便の判断は、乗船客数の低下も一因にあるほか、竹富町から町内で感染症が流行すると十分な医療提供が行えず「甚大な被害につながる可能性がある」と、事態が収束するまで運航の一部を停止するよう要請を受けていた。
竹富町公民館連絡協議会の金武清也会長=波照間=は「島の経済は大変だが、大勢の人が来島すると怖い。離島は感染症専門の施設もないので、絶対に発生させてはいけない」と理解を示した。
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