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保護者、休校を不安視 「2週間どう過ごせば…」 新型コロナで学校は行事延期に

 八重山3市町で5日、公立小中学校などの2週間(与那国町は7日間)の休校が決まったのを受け、学校現場では6日、行事を延期するなど事務作業に追われた。子どもの始業式・入学式が延期となった保護者からは「この2週間どう過ごしたらいいのか」と先行きを不安視する声が広がっている。

 500人以上の児童が通う市内の大規模小学校では、石垣市が2週間休校を発表後、教職員が電話で約400世帯の保護者に通知。この日は、今後の行事対応などを確認した。

 同校によると4月予定の家庭訪問は5月に延期、新1年生を迎える会も密集を避けるため先送りした。5月にはPTA総会と授業参観も控えるが、授業参観の中止が決まった。

 同校教頭は保護者や児童に対し「不要不急の外出を避けてほしい」と述べた上で、石垣市教育委員会が募集する学習会を紹介。「家庭に子どもの面倒を見られる人がいない場合、申請して学習会に参加を」と求めた。市教委によると、休校分の授業振り替え方法は現時点で決定していない。

 6日午前、真栄里公園では多くの親子連れの姿が見られ、子どもたちは遊具で遊ぶなどリフレッシュしていた。

 小学2年生(7)の子を持つ30代女性=大川=は「ついに来たかと思った」と休校決定を振り返り、「医療崩壊すると大変なので休校は仕方ない。一気に広がるよりはいい」と市の判断を評価する。

 ただ、気になるのは2週間の過ごし方。「極力、家にこもる予定だが、どう過ごしたらいいのか。子どももずっと家にいるのは無理だ」と不安視した。  新小学1年生の女児(6)の保護者の30代女性=平得=は「なるべく外出したくないが、子どものことを考えると外出しないといけない」と複雑な心境を語り、「観光客はなるべく来てほしくない。絶対に石垣島でも(感染者が)出ると思っている」と訴えた。

 9歳と7歳の子どもを持つ母親は「仕方ないと思うが子どもの行き場がなくストレスも心配。祖父母もいないので毎日2人で留守番させるのも気になる。あしたからどうしよう」と不安をもらす。  幼稚園職員の1人は「ゆっくりいろんな準備ができるが、楽しみにしていた子どもたちがかわいそう。保護者もあすに合わせ準備してきたと思う」と心配した。

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