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床面積は2倍に新千歳国際線ビル 拡張工事が完了

拡張工事が完了した新千歳空港国際線ターミナルビル

 新千歳空港国際線ターミナルビルの拡張工事が先月で、完了した。航空会社のカウンターや保安検査場、搭乗待合室などが拡張され、国際線ビル全体の延べ床面積は約2倍の12万4000平方メートルに。ビル内にはインバウンド(訪日外国人旅行者)需要を見据えた、富裕層向けの道内最高級クラスのホテルも誕生した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて利用客が激減している中でのリニューアルで、関係者は一日も早い感染拡大の終息と、客足の回復を願っている。

 空港ビルを運営する新千歳空港ターミナルビルディング(千歳市)は2017年11月、国際線ビル再編工事に着手した。国際線利用者数が300万人を超えた同年、保安検査場や搭乗手続きカウンターなどの混雑が加速。増加傾向にある旅客需要に対応するため、工事を決定した。

 総工費は約650億円。鉄骨造り8階建て、延べ床面積約6万平方メートルの建物を既存ビルの南側に増築した。

 各航空会社のチェックインカウンターは47から74ブースに増やしたほか、旅客搭乗橋は8基から17基とし、荷さばき搬送設備の増設やセキュリティー設備の強化も行った。駐機場も3カ所増設して9カ所に整備した。

 2月には拡張した建物の4~8階部分に、空港直結の新たな高級ホテル「ポルトムインターナショナル北海道」も開業した。延べ床面積は約2万平方メートル。4階はロビーや飲食店、ゲストサロンなど、5~8階は客室スペースで、最高級スイートルームをはじめとする全171室を構える。インバウンドの観光需要を取り込みたい考えだ。

 航空会社が事務室などとして使うバックヤード部分の工事が3月19日に終わり、完工となったが新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、竣工(しゅんこう)式は行わなかった。海外航空会社の減便、運休が続く中でのリニューアルに、同社の広報担当は「一刻も早く、新型コロナの感染拡大が終息してほしい」と祈るように語った。

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