「自転車の旅 快適に」 県が案内板設置
サイクリスト向けの案内誘導板(田辺市龍神村小家で)
和歌山県田辺市龍神村を通る幹線道路の交差点などに、県がサイクリングコースなどを示す案内誘導板の設置を進めている。自転車に乗って龍神村内を巡るサイクリストに対して「道に迷わないように、安全・快適に自転車の旅を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
県と県観光連盟は、サイクリング事業「WAKAYAMA800~サイクリング王国わかやま~」を進めている。紀北、紀中、紀南と海岸沿いの計4ルートでサイクリングコースを設けている。周遊するサイクリストが迷わないように、サイクリングロードの主要幹線道の分岐点など約50カ所に案内誘導板を新たに設置。紀州材の間伐材を使ったこの案内誘導板は高さ約1・5メートル、幅40センチ。コースの起点や終点、道の駅など休憩所までの距離を記している。
龍神村内では、柳瀬の国道425号と県道田辺龍神線の交差点付近、小家の国道425号と424号の交差点などに順次設置を進めている。本年度から来年度にかけて計5基を建てる。
県は、2018年から運用しているインターネット上のサイクリング総合サイト「RIDE ON WAKAYAMA」をこのほど更新。「サイクルステーション」や「サイクリストに優しい宿」などの情報や、最新の推奨周遊ルートをサイクリスト目線で紹介している。今回設置した案内誘導板にも、同サイトにアクセスできるようにQRコードをプリントしており、利用を呼び掛けている。
西牟婁振興局管理保全課によると、この案内誘導版の他にも、管内にある各ルートの詳細地図や標高などを表示した総合案内板(縦1・2メートル、幅90センチ)を道の駅などに計8基、幹線道路沿いなどに建てた支柱の先にアルミの案内表示板(縦45センチ、横15センチ)を計100基設置する予定。
龍神村内で設置する総合案内板は、村内にある三つの道の駅に取り付ける。
関連記事
1500メートルで大会新 全日本マスターズ陸上 W45の部 田辺の堀木さん
第45回全日本マスターズ陸上競技選手権2024京都大会(日本マスターズ陸上競技連合主催)がこのほど、京都市であり、和歌山県田辺市目良の堀木真由さん(46)が、W45(女子45~49歳)1500...
地域リーダー担い手育成 1期生26人参加 「SHONAI政経塾」開講
地方創生を担う次世代の地域リーダー育成を目的とした「SHONAI政経塾」の開講式が9日、鶴岡市北京田のショウナイホテル「スイデンテラス」で行われた。30代前後の若者や女性を中心に、定員を超える26人の...
射場・大樹に国が支援を 期待の声 帯広で宇宙サミット
国内最大級の宇宙ビジネスカンファレンス「北海道宇宙サミット2024」が10日、帯広市内のベルクラシック帯広で開催された。午前中は大樹町の北海道スペースポート(HOSPO、宇宙港)でロケットの打ち...
衆院解散、選挙戦突入 〝戦後最短〟で市選管は大わらわ【宇部】
衆院は第214臨時国会会期末の9日に解散され、与野党は事実上の選挙戦に突入した。政府は臨時閣議で、第50回衆院選を「15日公示、27日投開票」の日程で行うことを決定。総選挙は2021年10月...