ベッセルホテル石垣島の宿泊プランコンテストでファミリー向け宿泊プラン「オムツ無料提供！らくちんファミリー旅♪レンタカー割引券＆選べるプレゼント付き」を提案し優勝した八重山商工高校の生徒ら＝同ホテル提供

八重山商工高校とコラボした宿泊プランを提供しているベッセルホテル石垣島＝同ホテル提供

　ベッセルホテル石垣島（佐久川真由美支配人）は２月１日から、八重山商工高校（波平孝夫校長）の生徒らが考案したファミリー向け宿泊プラン「オムツ無料提供！　らくちんファミリー旅♪　レンタカー割引券＆選べるプレゼント付き」を提供し好評を得ている。㈱ベッセルホテル開発（瀬尾吉郎社長）として初の試み。プランは12月末まで提供される。

　同社は昨年10月からことし２月にかけて、同校情報ビジネスコースと会計システムコースの３年生50人を対象に「家族やグループ等複数名利用のお客さまに向けたプラン」をテーマとした授業を実施。仕上げのコンテストに生徒ら８チームが参加し、同プランが優勝した。

　プランでは、子ども用アメニティーセットとして、オムツ、オムツ用ごみ箱、お尻拭きを宿泊部屋に用意するほか、１泊につき離乳食２種類（生後７カ月用、９カ月用、12カ月用）を準備。レンタカー２００円割引券や美顔パックも付く。子ども用便座、ステップ台、ベビーカーなどの貸し出しも可。同社独自の「18歳以下のお子様の添い寝無料」などの特徴と合わせて使いやすいプランとなっている。

　同社は選考理由を「ファミリー層の増加が見込め、荷物がかさばる乳幼児連れのお客さまにとってもメリットが高く、三世代向け商品としても喜んでもらえそう。当社独自の添い寝無料などのセールスポイントもよく出ている」と講評した。

　発案チームを代表し、久松悠花さん＝情報ビジネスコース＝（２月時点３年生）は「街で観光客や地元の人の声を聞き、競合ホテルを調べてペルソナ（主要な客層）を設定した。ホテルの特徴を生かしてアピールすることは思った以上に難しかった。プランが採用されうれしい」と達成感を語った。