冊子「ハタラクカタチ」 公益大生有志 若者目線で取材し制作
庄内地方の企業などが持っている魅力を若者目線で広く発信しようと、東北公益文科大学(酒田市)の学生有志が、そこで働く若手従業員を取材してまとめた冊子「ハタラクカタチ」を制作した。学内の新4年生、市内の高校などに配布するほか、公益大ホームページに掲載。制作に携わった学生は「従業員の『庄内愛』のすごさをうれしく思った」と話している。
昨年秋に1―3年の学生有志計9人がプロジェクトチーム=長南大輝代表(3年)=を結成、公益大地域共創センターの協力で制作したもの。学生自らアポイントを取って鶴岡、酒田両市、遊佐町の計8つの事業所を分担し訪問。公益大卒業生を中心とした若手従業員に「ワーク」「ライフ」の2つの視点でインタビューしQ&A形式でまとめた上で、訪問した学生がその事業所について思ったことを自由につづるコーナー「VOICE」で、あらためて「働くことの意味」を考察している。
公益大学生有志が制作した冊子「ハタラクカタチ」
留学中の長南代表に代わってチームを取りまとめた高橋あかりさん(2年)=酒田市出身=は「アポイントを取るのが何より大変だった。庄内地方にもさまざまな事業所があるということをあらためて知った」と振り返り、「生の声が聞きたいと思って始めたもので、働く人の今を掲載している。就職活動の参考になれば」と話した。
冊子はA4判、22㌻。700部発行。巻末には庄内地方、県内の企業などを広く紹介している「おすすめサイト」のQRコードもある。冊子に関する問い合わせなどは公益大地域共創センター=電0234(41)1115=へ。
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