河川協力団体に森と水(鶴岡)を指定 月山ダムエリアで初
国土交通省東北地方整備局は、河川管理のパートナーとして河川管理者と連携して活動する河川協力団体に、鶴岡市の特定NPO法人森と水(伴和香子理事長)を指定した。森と水は同市の月山ダムエリアの河川協力団体となる。 河川協力団体は、2013年の水防法と河川法の改正の際に創設された制度。申請のあった団体の活動実績などを審査し、同省が指定する。河川協力団体は地域の実情に応じて河川の維持・環境整備、河川水辺情報の提供などの活動を行うほか、河川管理者から河川維持管理などの事業について委託を受けることが可能となる。 森と水は08年設立。森林保全、里山文化の発掘、河川環境保全、地域の伝統文化の継承などの事業を展開。毎年、月山ダムのある同市朝日地域で「いのちのコンサート」を開催するほか、月山ダム周辺で行われている「水源の森づくり」に参加している。指定を受け、水源の森づくりの運営協力などの活動が予定されている。 東北地方整備局として第7期分として今月13日付で指定された。東北地方の河川協力団体は計61団体となり、同省月山ダム管理所管内では初の指定。

月山ダム周辺で毎年行われている「水源の森づくり」。指定を受け、森と水が運営協力などの活動を行う
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