新生児専用のドクターカー運用開始
新生児ドクターカー「すくすく号」(山口大医学部付属病院で)
山口大医学部付属病院は、県内初の新生児専用ドクターカー「すくすく号」の運用を始めた。低体重や早産の状態で生まれた新生児を、新生児科医が手当てしながら、治療ができる同院や別の病院に搬送する。消防の救急車を用いていたこれまでよりも、合併症や後遺症のリスクを抑えられる可能性がある。 すくすく号には、蘇生用具、超音波画像診断装置、人工呼吸器、生体情報モニターの他、通常の救急車にはない搬送用保育器が搭載されている。新生児に、より迅速で適切な治療を施すために、県の補助金を受けて導入した。 出動要請があれば、同院小児科の高橋一雅医師らが、午前8時半~午後4時半まで同乗。原則は、高度な治療が可能な同院総合周産期母子医療センター(NICU)を、宇部・山陽小野田市内の医療機関とつなぐ。県内外の他院同士の搬送も模索し、年間50件ほどの利用を見込む。 23日には同院で説明会があり、県内の医療関係者に、救急車とは異なる内装、赤ちゃんを抱いた山口大マスコットキャラクター「ヤマミィ」がデザインされた外観が披露された。 総合周産期母子医療センター長の長谷川俊史医師は「既存のドクターヘリが出動できない悪天候でも、陸路を動けるのは強み」とし、「母親の心理的負担を減らし、県内の新生児がより良い予後を迎えられるようにしたい」と話している。
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