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蒲郡市が掛川市と原発災害の避難協定締結

 蒲郡市は24日、静岡県掛川市と原子力災害時における広域避難協定を結んだ。中部電力浜岡原子力発電所(御前崎市)の重大事故に備え、避難してきた掛川市からの一部市民を受け入れる。  静岡県が2015年度に策定した「浜岡地域原子力災害広域避難計画」に基づき、両市で協議を続けてきた原子力災害による広域避難として受け入れる。掛川市は同様の協定を東西三河の計16市町村と締結し、うち東三河では蒲郡、豊川、新城の3市と北設楽郡の設楽、東栄の両町、豊根村と結ぶ。  協定で蒲郡市は、原子力災害時に掛川市内18地区のうち大渕、佐束、土方の3地区約1万200人を、海陽ヨットハーバーを経由して市内20小中学校に設けられる避難所に収容する。  市役所で締結式が行われ、鈴木寿明市長と掛川市の松井三郎市長が協定書に調印。鈴木市長は「東日本大震災から9年が経過しました。愛知県とともに支えていきたい」と話し、松井市長は「協定に感謝します。災害時だけでなく別の分野でも掛川と蒲郡で交流を深めていきたい」と述べた。

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