山口大工学部学生が新型コロナウイルスの対策サイト

山口県版の対策サイトを立ち上げた西田さん、升谷さん、富田さん(右から、山口大工学部で)
国内での感染者数が1000人を超え、終息の気配が見られない中、陽性患者数などをグラフ化した新型コロナウイルス感染症対策サイトが全国の自治体で立ち上がっている。県版サイト(https://yamaguchi.stopcovid19.jp/)は、山口大工学部知能情報工学科3年の西田吉克さん(21)、升谷光貴さん(21)、富田大喜さん(22)の3人が開発し、19日に公開した。 3人は、同大工学部が市、宇部高専と合同で実施している「テクノロジー×アート」チャレンジ講座の受講生で、同学部のものづくり創成プロジェクトのメンバー。新型コロナの感染拡大が進む中、自分たちに貢献できることはないかと模索していた時に、東京都の対策サイトのプログラムが、ソフトウエア開発のプラットホーム「Github(ギットハブ)」で公開されていることを知った。 その中で、このプログラムを使った各自治体版のサイトが立ち上がっており、山口県版はまだ作られていないことから開発に取り組み、16日から4日間で公開にこぎつけた。21日現在、公式非公式を問わず、国内26自治体で対策サイトが公開されているが、学生主導で開発されたのは三重県など数例しかない。現在は3人以外に、県内出身のエンジニアや筑波大の学生もチームに加わった。 現時点では、県の発表に基づいて県内の陽性患者数と属性、PCR検査を行った検体件数、相談窓口への相談件数(累計)の4データを、日別に見やすくグラフ化している。今後は、オープンデータ化による情報の自動取得ができるように県に働き掛けていく他、市町別でのデータ分析なども考えている。3人は「必要な情報を掲載し、感染拡大防止に貢献できれば」と話している。
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