全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

高齢者見守りシステム開発 スワリカブランド

スワリカブランドで開発が進み、近くモニター調査が行われるお守り型高齢者見守りシステム

公立諏訪東京理科大学(長野県茅野市)を核として産学公連携で取り組む「『スワリカブランド』創造事業」で、実証実験が進められている山岳見守りシステムの技術を応用した高齢者(特に認知症の人)の見守りシステムの開発が進んでいる。LPWA(ローパワーワイドエリア)無線技術を使った居場所が特定できる見守りシステム。諏訪地方の企業がそれぞれの専門分野で関わりながら開発を進め、試作品が完成。近くモニター調査を行うという。

山岳見守りシステムは、同大学の小林誠司特任教授をリーダーとし、諏訪地方の民間企業が参画するプロジェクト。消費電力が少なく遠距離通信可能なLPWA技術を使い、登山者が携帯するデバイス(送信機)が数分間隔で発信する信号を受診することで位置やルートを把握する登山の安全につなげるシステム。

このシステムを応用して開発しているのが高齢者の安全見守りシステム。開発に際しては、特に認知症の人にいかに持ち歩いてもらえるかが大きな課題になったという。機器の不携帯や紛失も想定されるため、違和感なく身に着けられるデザインを優先した結果、機器を袋に入れる「お守り」型にすることにした。

デザイン制作は一般社団法人・蓼科塾が担当。より親しみやすくするため、伝統の「裂き織り」と、御柱祭のお守りで使われる「リリアン編み」を採用。裂き織り指導者や茅野市内の衣料品店にお守り袋の製作を依頼した。

合わせて袋の中に入れるデバイス本体も、外部に出ていたアンテナを内蔵するなど持ち歩きやすいように改良。スマートフォンで位置情報が確認できる専用アプリも開発した。今後は、諏訪地方の高齢者のいる家庭でモニター調査を行い、さらに小型化などの改良を重ねて製品化を目指すという。

自身の親も認知症だったという小林特任教授は「認知症の家族を持つ人の大変さはよく分かる。安価で使いやすい機器が普及することで少しでも負担軽減につながれば」と話している。

関連記事

下地島空港で「空の日」イベント/「景色とてもきれい」 早朝の滑走路でウオーク

 県下地島空港管理事務所と下地島エアポートマネジメントは9日、同空港で「空の日」イベントを開催した。42人の家族連れが参加し、広大な滑走路を歩いたり走ったりする「ランウェイウオーク」体験や空港で働く...

端切れ活用のウエディングドレスがエコプロアワード・奨励賞 蒲郡

 蒲郡市八百富町のカーテン製造「サンローズ」は、市内のデザイナー5人と協力し、工場で生じる端切れ生地をアップサイクルしたウエディングドレス「en dress(エンドレス)」を作った。取り組みが評価...

長野日報社

色づき鮮やか、紅葉狩り真っ盛り 長野県岡谷市の出早公園

 紅葉の名所として知られる長野県岡谷市長地出早の出早公園でモミジやカエデが赤や黄色に色づき、紅葉の見頃を迎えている。秋晴れとなった9日は多くの人が公園を訪れ、紅葉狩りを楽しんでいた。  同公...

紀伊民報社

新種のヨコエビ発見 パンダのような白黒模様

 和歌山県白浜町など県内の沿岸に生息する白黒模様のヨコエビが新種であることを、広島大学大学院教授らが明らかにした。同町でジャイアントパンダが暮らしていることやその模様から、和名をパンダメリタヨコ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク