卒業記念に手作りベンチ寄贈 箕輪北小6年1組
手作りのベンチを贈り山内校長(右)と談笑する箕輪北小6年1組の児童ら
箕輪町の箕輪北小学校6年1組(大沼聡教諭、26人)は卒業式を翌日に控えた19日、地元の間伐材を活用して手作りしたベンチ6脚を卒業記念として同校に寄贈した。ベンチは児童玄関前や中庭などに設置。登内蒼空児童会長は「皆が楽しく集まれる場所になれば」と期待に胸を膨らませている。
ベンチ作りは総合学習の一環として昨年4月から着手した。5年生最後の社会科単元の「林業」を引き継ぐ形で、「6年生になったら木を使った活動をしよう」と大沼教諭が提言したのが始まりという。
間伐材が入手できないか沢区の武井正幸区長に訪ねたところ、国道153号箕輪バイパスの並木だったケヤキが伐採された情報を入手。ベンチに対応できそうな枝を持ち帰り、六つの班ごとに製作した。腰掛け部分に枝を3本使用し、座り心地に配慮して表面を平たんに加工したほか、脚部分は揺れないよう補強するなどし、長さ約1メートル、高さ約40センチのベンチに仕上げた。
贈呈式では山内伸治校長に引き渡し、全員で記念撮影。登内児童会長は「皆、苦労しながら作ったが、良いベンチができた」と笑顔。大沼教諭は「目標が定まり1年間過ごして学級に一体感が増した。活動を通じて多くの地元の皆さんにお世話にもなり、感謝の気持ちや達成感を実感しているのではないか」と話していた。
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