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厚真「旧木沢邸」の木材活用し梁組み再現 金物使用しない伝統建築様式「枠の内」

軽舞遺跡調査整理事務所で展示している古民家の梁組み

 厚真町は、2018年9月に発生した胆振東部地震で建物が全壊し、解体した同町軽舞地区にある古民家「旧木沢邸」の木材を活用し、梁(はり)組みを再現した。軽舞遺跡調査整理事務所(旧軽舞小学校)内に復元した広間を展示。すでに一般公開もしている。

 町によると、旧木沢邸は1913(大正2)年に建設。太い柱と梁などを、金物を使用せずに組み立てる富山県の伝統建築様式「枠の内」と呼ばれる造りの広間を持ち、名誉村民でもある里見五佐氏が大工として建築を手掛けた。しかし一昨年の地震で全壊と判定され、今年6月に解体。「町で活用してほしい」と木材の寄付を受けていた。

 町は開拓期の歴史的遺構の保存、資料として価値があることから同事務所で保管。2月下旬から再現に向けた取り組みを始め、クリーニング作業や組み立てなどを経て今月7日に関係者に公開した。11日に完成し、その後は町民や遠くは美唄市から見学者が訪れたという。

 町教育委員会によると、町内の古民家再生事業は今回で2例目。屋内で一般農家の住宅を展示しているのは道内でも厚真町のみという。

 町教委の乾哲也学芸員は「軽舞地区は、富山県から明治20年代に多くの人が入ってきている。開拓した人たちの苦労があって、今の米どころ厚真がある。そういった資料としても一級品です」とし、「観光だけではなく、教材としても活用してもらえたら」と話している。

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