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大勢の“庄内愛”給食食材救う 酒田 生産者と市民つなぐマーケット開催

 新型コロナウイルスによる臨時休校措置に伴う給食休止のために「行き場」を失った野菜を広く一般に提供する「お野菜レスキューマーケット」が15日、酒田市東大町二丁目の「マンマカフェ ブレーメン」(堀直子さん経営)で開かれた。同店駐車場にはジャガイモやニンジン、大根といった「救助」を待っていた野菜が格安で並び、長蛇の列ができる盛況ぶり。生産者と消費者をつないだ堀さんは「これを機に地元野菜のおいしさに気付いてもらえたら」と話した。

 給食休止に伴って行き場をなくし、廃棄されるのを待っている野菜があるという現状を知った堀さんと市内在住のデザイナー、久松理子さんが、野菜農場・叶野(鶴岡市東堀越)の叶野幸喜さん(40)と共に企画したマーケット。叶野さんによると、同農場ではジャガイモ、ニンジンなど計約6トンの野菜が今回の給食休止で納入がキャンセルになったという。

 会員制交流サイト(SNS)を通し今月上旬、これらの野菜を個別に販売しようとしたところ、予想を上回る注文が舞い込んだことから急きょ、堀さんが店舗と駐車場を提供しマーケットを実施することに。開催の周知はSNSを使って久松さんと共に行った。

 この日は、叶野さん、地場産野菜の販売を手掛ける「やさいろ」(鶴岡市、秋山和宏代表)のメンバーが野菜を持ち寄って午前9時にオープン。間もなく会計を待つ長い行列ができ始め、1時間後には品薄になり、午前中のうちにほぼ完売。野菜同様に需要が減退している花卉(かき)、キッシュやポテトブレッドといった加工品の販売もあり、大勢でにぎわった。

 叶野さんは「堀さんと久松さんに声を掛けてもらい今回、新しい出会いが生まれた。大勢の人に助けられ、励まされた」と。堀さんは「コロナウイルスで疲弊する中、笑顔が見たいという思いで企画した。困っている人の力になりたいと思っている人がこんなにいるということに、庄内愛の強さを感じた」と話した。

廃棄されるのを待っていた野菜を市民らが「救助」

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