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長野日報社

ウェブ学活で健康確認 遠隔会議システム活用 伊那市高遠中

遠隔会議システムを使ってウェブ学活をする伊那市高遠中学校の教員

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために臨時休校中の伊那市高遠中学校が13日、遠隔会議システムを使った学級活動(学活)を試行した。学校と生徒の家庭を通信回線でつなぎ、全校6学級が、それぞれネットワーク上の教室で久しぶりの面談をした。

 「おはようございます。健康確認をしていきます。呼んだ人からマイクをオンにしてしゃべってください」。午前9時、担任の小坂美智男教諭の呼び掛けで3年2組のウェブ学活が始まった。顔を見せたのは23人中17人。誰もいない教室の教壇から、小坂教諭が生徒一人ひとりの表情を見ながら順番に声を掛けた。

 「〇〇さんおはようございます。この1週間はどうでしたか」

 「暇でした」

 「やることを見つけましょう。△△君、おはよう。答辞頑張って書いてますか…」

 突然の休校のため、卒業式で歌う合唱曲の練習も十分できなかった生徒たち。ウェブ学活ではネットを通して式歌を流し、合唱練習もした。

 予定していた30分はあっという間に過ぎた。「次に会うのは卒業式です。みんなが元気な顔で会えるのを楽しみにしています。さようなら」と会を閉じる小坂教諭。生徒たちは画面上の先生や友達に向かって「バイバイ」「さよなら」と手を振った。

 臨時休校に対するサポートプログラムで学校向けに無償提供されているサービスを活用した。市ICT活用教育推進センターでエリアコーディネーターを務める同校の足助武彦教諭は「夏休みよりも長い休みになってしまった今回の学習支援は未知の領域。このインフラを使って何ができるか、まずは体験してみることにした」と趣旨を話す。

 教員らは臨時休校が始まった3日以降、電話や既存の授業支援システムを使って生徒の体調確認や学習支援を行ってきたが、声や文字でのやりとりが中心だった。小坂教諭は「ずっと顔を見ていなかった生徒もいた。元気な様子を見られて安心した」と笑顔を見せた。

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