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荘内日報社

「オンライン診療」体験会 へき地医療への貢献も期待

 へき地医療への貢献も期待される「オンライン診療」の体験会が10日、鶴岡市温海地域の福栄地区で住民を対象に行われた。約20人が参加し、スマートフォンの画面越しに医師とのやりとりを体験したほかメリット・デメリットも学んだ。

 福栄地区の自治会や行政、福祉関係団体、地域おこし協力隊などでつくる福栄活性化助け合い協議会(会長・五十嵐茂久関川自治会長)の主催で初めて実施。同協議会は、農林水産省の農山漁村振興交付金の助成を受け、中山間地における医療、交通、買い物、教育といった生活条件の強化を図る。医療・福祉・介護分野で業務委託を受ける瀬尾医療連携事務所(瀬尾利加子代表)が今回の体験会のコーディネーターを務めた。

 オンライン診療は、診療の予約、問診、診察、処方、会計までをスマートフォンの専用アプリを用いて行う。実施するには事前に対面診療を済ませる、病状が安定している、対応疾患が限定されているといった制限もあるが、通院の負担や院内での二次感染リスクの解消、待ち時間がないなど、患者側のメリットも多い。一方、薬の処方の手間がかかるほか、採血、聴診などができない、医師の負担増といったデメリットもある。昨年で全国の普及率は1%と低く、県内で10人未満、鶴岡市内では数人の医師が対応するという。

 この日は、木野俣集落センターを会場に体験会が行われ、オンライン診療導入を医師らに勧めている医薬品卸のバイタルネット鶴岡支店の吉田隆支店長がこうした概要を説明したほか、オンライン診療体験に鶴岡市湯温海にある阿部医院で勤務する真島英太医師が協力した。

 体験で真島医師は画面越しに顔色などを確認しながら問診。患者役は気になる血糖値や食生活でアドバイスを求めていた。

 体験した五十嵐正直さん(71)=同市木野俣=は、「画面越しでも普段通り。ただスマートフォンの使い方が心配」と話した。福栄地区は10年以上前に「無医地区」となったが、2015年からは住民主体で出張診療所を開設。月2回、同地区の中間に位置する同センターへ医師から出張してもらっているという。「出張診療所もあるので差し迫った状況ではないが、オンライン診療も併用すればより安心」とした。

オンライン診療体験でスマートフォンの画面越しの医師とやりとり

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