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紀伊民報社

廃校をロケット発射見学場に

那智勝浦町がロケットの見学場として整備することを計画している旧浦神小学校(那智勝浦町で)

 和歌山県串本町田原に日本初の民間小型ロケット発射場が建設されることに合わせ、那智勝浦町は、近くにある旧浦神小学校(那智勝浦町浦神)を、ロケットの見学場として整備する方針を固めた。基本計画を策定する事業を盛り込んだ2020年度の一般会計当初予算案を、9日開会の町議会3月定例会に提案する。

 ロケット発射場「スペースポート紀伊」は、ロケット会社「スペースワン」(東京都)が、小型衛星を地球周回軌道へ打ち上げる事業のための施設。事業開始は2021年度。高さ約18メートルのロケットを、20年代半ばには年間20機打ち上げることを目標としている。
 那智勝浦町によると、旧浦神小学校は発射場から約1・6キロと近く、見学できる広さが確保できることや廃校の利活用にもつながることから、見学場として整備する方針を固めた。
 13年3月に学校統合によって閉校した同校には、広さ約500平方メートルの屋上がある校舎や約5600平方メートルの運動場などがある。そばには約4千平方メートルの港湾施設もある。
 基本計画では、見学場として効果的な見せ方や整備方法についてまとめる予定。発射場自体は見えないことから、ロケット発射の瞬間の映像をリアルタイムで見られるようにするほか、体育館に宇宙関連の展示スペースを設けることなどを検討しているという。
 堀順一郎町長は「2021年12月ぐらいに1発目を上げる予定のようなので、それに間に合わせたい。見学者にたくさん来てもらうのはもちろんだが、地域の方々が集えて、宇宙についても勉強ができる拠点としても検討していきたい」と話している。
 同町の一般会計当初予算案は、前年度比8・6%増の87億1900万円。
 防災・減災対策や主力産業である観光産業の活性化などに重点的に取り組むとしており、主な事業として消防・防災センターを天満地内の高台に整備するための事業(3億6千万円)や同センター用地造成工事の残土を利用して高台造成を進めるための測量設計業務委託(250万円)、近く設立する予定の那智勝浦町版観光DMO法人への運営費補助金(3464万円)などを盛り込んでいる。

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